ジブセール展開不良対策(その10)2020年09月30日 12:07

ジブセール展開不良対策(その10)

次回マスト登りの前に、原因推定です。
原因推定
持ち主(当方)が艇の装備を把握する前に破損/修理/不具合発生した為、推測しかできないのですが、撮影した写真を拡大し原因を推定しました。 写真から解る事実は以下の通りです。
  1. ジブファーラーのトップスイベルを上方に持ち上げるための部分に、艇装備のジブハリヤードではなく見慣れないロープが付いている。
  2. 見慣れないロープはフォアステイ上部のブロック(滑車)を経由してジブセールの中に巻き込まれている。
  3. 艇装備のジブハリヤードはフォアステイ下部から出ておりマスト下部でクリート(固定)されている。
  4. フォアステイ上部からは(おそらく)スピンハリヤードが出ておりマスト下部でクリートされている。
これらの事実から不具合の発生原理を推定すると
  1. ジブセールを展開しようとすると、ジブセールと共にロープも回転する。
  2. ロープが回転すると、ファーラーの軸にロープが巻き込み、トップスイベルを引き上げる方向に力が加わる。
  3. ジブセールのラフが伸び切るとロープにテンションがかかり、それ以上ファーラーが回らなくなる。
となると考えています。
写真の加工とSNS投稿
撮影した写真から必要部分を抜き出し、下記説明文を付けSNS(Facebook)に投稿しました。
以前、「ジブセールが展開できない」と投稿した者です。
先日、マスト登りを行いましたが、艇がヒールして怖かったので一旦断念しました。
その代わり、ファーラー上部の写真を撮って来ました。
見た感じは以下の通りです。
  1. ジブハリヤードが繋がっていない(勉強不足の為、未だどれが何のコントトールロープなのか把握しきっていません)。
  2. 別なロープがブロック経由でセール内部に巻き込まれている。
また、トップスイベルは機能していました。
この状態でファーラーを回すと、
  1. ロープがセールと一緒に巻かれ
  2. ジブセールを引き上げる方向に力がかかり
  3. 最終的にロープにテンションがかかってファーラーが回らなくなる。
と言うのが(推測ですが)原因の様です。
この状態でジブセールを下ろして、ジブハリヤードを繋いで引き上げれば解決しそうなのですが、考え方は有ってますか?
また、風が出てきたのでジブセールを下ろさなかったのですが、「スルスル」と降りるものでしょうか?かなり力が要りますか?

当方の説明が誤解を招く書き方でFacebookの関係者を混乱させてしまいましたが、概ね当方の考え方は合っていそうです。
文字での意思疎通は難しいと改めて感じました(例え写真が有ってもです)。
また、SNS投稿後に陸送時の写真があったことを思い出し比較してみました。

現状の写真
投稿した画像2
投稿した画像1
陸送時の写真
陸送前の画像1
>
陸送前の画像2

カメラのアングルが異なるし、陸送作業(分解)を始めた後からの撮影なので微妙なところが有るのですが、異なる点は以下の通りです。

  1. 陸送時にブロックは存在していないとは言い切れない。
  2. 陸送時にもフォアステイ上下からハリヤード(?)が出ているが、ジブセールのハリヤードにはつながっていないっぽい。

さて、どうしましょうか…何が正しい艤装なのでしょうか?

今後の予定
悩みましたが、以下の順番での作業をする事にしました。
  1. ファーラーを回転させずジブセールを解きます。
  2. ジブセールが降りてくるか確認します。
  3. ジブセールが降りてくるならジブセールを降ろします。
  4. スイベルに艇装備のジブハリヤードを繋いでセールアップして完了。
  5. ジブセールが降りて来ない場合、マストに昇ってブロック周りの絡みを取ります。
  6. ジブセールを降ろします。
  7. スイベルに艇装備のジブハリヤードを繋いでセールアップして完了。
現在スイベルについているロープですが、可能であれば付けたままにしてセイルダウンに使用しようかなと考えています。
また、フォアステイとジブハリヤードの角度が確保できない場合に、どうするか…
マストに加工することなくできないか考えます(facebookよりヒントは頂いています)。

ジブセール展開不良対策(その9)2020年09月28日 12:26

ジブセール展開不良対策(その9)

上って降りられました。後は艇での実践です。
艇での挑戦
久々に船に赴きました。
メインハリヤードとスピンハリヤード(マスト前側、最上部から出ているハリヤード)にロープを繋いで引き上げます。
メインハリヤードに接続するロープで登っていきます。
スピンハリヤードに接続したロープは予備ロープで転落防止器を取り付けます。

レイジ-ジャックを緩めマストの下に立ちます。
転落防止器、チェスト、ハンドをロープに取付登り始めました…

体が艇外へ…
登り始めるのと同時に艇がヒールし、当方の体は艇上から出ようとします(実際には艇外へは出ていないと思われます。)。
妻がロープを引き、当方の体を艇の中心に戻そうとします。

体勢を整え、再度登り始めますが、やっぱりヒールします。

周りに迷惑をかけそうなので登るのをやめました。
周りに仲間も経験者もいませんし、有事の時の対処も良くわかっていません。
警察や消防署の厄介になる訳にも行きません。

マスト上部の写真を撮って、原因を考察するとともに、安全帯を準備して再挑戦します。

左舷側からの絵右舷側からの絵
左舷側
右舷側

ジブセール展開不良対策(その8)2020年09月24日 12:32

ジブセール展開不良対策(その8)

ジブセール展開不良対策(その7)で「やりたい事とやった事の違い」がありそうだと閃いたので再度練習してみます。
再挑戦
ある程度までロープを上ったら、チェストでぶら下りながら下降器をハーネスに取り付け、ロープを通します。
フットテープに立ち上がり、チェストからロープを外……せました!!

障壁を突破しました!!!
下降器に体を預ける為に膝を曲げ体を沈めると…下降器からロープが繰り出されていきます。

「?!?!何で?落ちる!!」

ほんの少しの時間差があってロープの繰り出しが止まりました。

落下防止器が…
落下防止器とハーネスを繋ぐラインがピンと張っています。
きちんと機能したようです。落下防止器が…
上がれる高さなのでそのまま立ち上がります。

「何で落ちた?!?!」(二つ目の障壁!!)

下降器に体重を掛けながら、下降器のレバーを操作してみます。
レバーを握って下降、レバーを離して停止……「えっ??」

当方、最初からレバーを握っていましたf^^;;;;;
下降器は取扱説明書無しで届き、各部の動きを見て動きを想像していました。

レバーを握るレバーを離す
使用時の
状態
レバーを握った状態(使用時)
レバーを離した時の状態(使用時)
構造を見易く
した状態
レバーを握った状態
レバーを離したときの状態
上記の写真から「握ればロープに爪が食い込み止る(はず)。」と…
今にして考えれば、手放しでも安全を確保できないと駄目ですよね…f^^;;;;;

再再挑戦
ある程度までロープを上ったら、チェストでぶら下りながら下降器をハーネスに取り付け、ロープを通します。
フットテープに立ち上がり、チェストからロープを外します!!
下降器のレバーには触らず膝を曲げ体を沈めると…下降器だけでぶら下りました。

(二つ目の)障壁突破!!!

降下、降下、降下!

恐る恐る下降器のレバーを握ると……
「ッズルッ!!!」っと体が下がります。
慌てて手を離すと「ッグッ!!」っと止まります。
レバーの握り具合が少々難しい感じ……

でも、上って降りられました。

次は艇上での実践です!

ジブセール展開不良対策(その7)2020年09月17日 12:02

ジブセール展開不良対策(その7)

イメージトレーニング

暇を見つけては「どうすれば下降器を取り付けられるのか?」と悩んでいました。
ジブセール展開不良対策(その6)の表と動作を繰り返しイメージしていると…
「・・・こうやって・・・、ああやって・・・?!?!」

閃き?
「ひょっとして、やりたい事とやった事が違う?!?!」
と閃きました。

やりたい事とやった事をまとめると下表になります。
器具の名称は全て省略しています。

>
番号やりたい内容やった内容
省略
15これを繰り返して昇っていきます。これを繰り返して昇っていきます。
16 下降器をハーネス中央に取付け、
チェストの下側のロープに通します。
フットテープにで立ち上がり、
チェスト上側ロープにかかる力を抜きます。
17フットテープにで立ち上がり、
チェスト上側ロープにかかる力を抜きます。
下降器をハーネス中央に取付け、
チェストの下側のロープに通します。
18チェストを外します。チェストを外します。
省略

要は「立ち上がってから器具を装着する」と「器具を装着してから立ち上がる」の違いです。
これが正解なら体力的に楽になるはずです。

週末、試してみます!

ジブセール展開不良対策(その6)2020年09月16日 08:20

ジブセール展開不良対策(その6)

練習

装備が到着し、指も傷が塞がったので、マスト登りの練習をしました。

器具の動作と役割
今回、当方が使った器具の動作と役割は以下の通りです。
尚、MALU SAILINGさんのヨットのマストに安全に登る方法を参考に器具を揃えました。
有用な情報を開示しているMALU SAILINGさんに感謝いたします。
ロープ
  • 説明不要ですね。上り下りの為と、落下防止の二本を使用します。
  • ハーネス
  • 体を支える器具。腰だけでなく背中と肩もサポートする奴を使います。
  • アッセンダー
  • 登高器:ロープの一方向には滑るが逆側には滑らないように工夫された器具
  • ディッセンダー(以後「下降器」と省略)
  • 速度を調節しながら下降できる器具
  • フォールアレスター(以後「落下防止器」と省略)
  • 通常時は作業者に追従するが、作業者が落下した場合にはその場にとどまる様に工夫された器具。
  • チェストアッセンダー(以後「チェスト」と省略)
  • 胸部登高器:ハーネスの胸のあたりに装備するアッセンダー。通常これで体を支える。
  • ハンドアッセンダー(以後「ハンド」と省略)
  • 手部登高器:ハーネスとは別にロープに取り付けるアッセンダー。後述するフットテープと共に体を持ち上げる際に使用する。
  • フットテープ
  • 足を掛けるテープで、ハンドアッセンダーに取付け、腕と足の力で体を持ち上げます。
  • 方法
    やり方は以下の通り。
    番号内容
    1練習用ロープを準備します。
    2ハーネスを装着します。
    3チェストと略す)をハーネスに取り付けます。
    4下降器をハーネス横に取り付けます。
    5落下防止器を補助ロープに取り付けます。
    6落下防止器をハーネスに取り付けます。
    7落下防止器の動作確認を行います。
    8ハンドをロープに取り付けます。
    9チェストをロープに取り付けます。
    10ハーネスに体を預け、ロープにぶら下がります。
    11フットテープに足を通します。
    12チェストでぶら下がりながらハンドを上にずらします。
    13ハンドとフットテープを使用して体を持ち上げます。
    14チェスト下側ロープを引いて、ハンドとチェストの間にあるロープの弛みを取ります。
    15これを繰り返して昇っていきます。
    16チェストの下側のロープに下降器を通し、ハーネスに取り付けます。
    17フットテープにで立ち上がり、チェスト上側ロープにかかる力を抜きます。
    18チェストを外します。
    19下降器をロープに固定して足の力を抜き、下降器でぶら下がります。
    20ハンドを外してハーネスに固定します。
    21下降器を使って降ります。

    結果
    上の表中、1~15まではそれほど苦も無く出来ました(最初14の動作をせず「何故登れない?!」と焦ったのは内緒です)。
    問題は16以降です。
    特に17。フットロープだけで体を支えられません。
    体がふらつき、18のチェストを外すことができません。
    事務職で日頃運動もしていない当方は、この日は汗だくになりながら2回トライして2回とも出来ず、疲れてしまい中断しました。
    しかも翌日筋肉痛(情けない)
    今後
    登れても降れないと話になりません。
    フットテープやハーネスの調整が悪い?
    方法が間違っている?
    要領が悪い?
    そもそも体力が無い??

    ………………練習あるのみ????