陸送初日2017年08月27日 04:38

朝06:00起床。ホテルでバイキング式朝食を食べる。
 今日は力仕事になりそうなのでいつもより多めに食べる。
 ホテルをチェックアウトし合流地点に向かう。暑い…
 
 途中で麦茶を買って飲みならが進む。
 『帽子とタオルが無いとまずいかも』と思い途中にあるコンビニによる。
 残念ながら帽子は無いがフェイスタオルを入手。首にかけて歩く。
 既に汗が出始める。『今日は厳しい一日になりそう』と心の中でつぶやく。
 
 予定の20分くらい前に集合場所に着いた。
 程なくして前オーナーから電話。「予定より15分くらい遅れそう」とのこと。
 日陰で休みながら前オーナーの到着を待つ。
 適当に風があり汗が引く。
 
 前オーナーが到着。はしけ(テンダー)に乗り船へ。
 ノラ21とテンダーをロープで結び発着場へ戻る。
 発着場へテンダーをおいてノラ21に乗り込み、前オーナーから引継ぎ事項を聞く。
 ・船外機アイドリング+クラッチアヘッドでの

行き足の確認
 ・ジブセールの展開方法
 ・メインセールの展開方法
 ・各クリートの強度
 ・リーフシステムの説明
 
帆走中のノラ21

 10時を過ぎて上架場所に到着。
 担当の方がヨットの試乗に出ているため直ぐには上架できないことを確認。
 船内の装備の説明を受ける。
 
  陸送業者の方が到着。上架時刻を聞かれるが予定が立っていないことを通知。
 そうこうしている内にクレーン作業開始。
 一度、ハーバーの船台に上架する。
 
 担当の方がノラ21に乗り込みマスト倒しの準備を進める。
 可能な限り覚えるように見学する。
 スピンハリーヤードをフォアステイの代わりにして、フォアステイとジブセールを
取り外す。  サイドステイのテンションの目安を聞く。
 「アッパーステイでマストを真っ直ぐにして、ロアステイでマストの曲がりを調整する。テンションはロアステイの方を強くする」との助言を頂いた(それまでのテンションは逆になっていた。)。
 
 マストを倒す方法を聞かれた「クレーンを使って倒すか、スピンハリヤードを使って手動で倒すか」
 我々は手動で倒す事にした。
 担当の方がバックステイを外し、マストを倒し始める。
 ノラ21のマストは40Kg位だが、船台に乗っている艇の最後尾でその重量を
支えるのはきつかった。
 
 昼食をはさんで、マスト、ジブセール、各種ロープ(ハリヤードやシート)をまとめ、
輸送中にぶらぶらしないようにした。
 当方と前オーナーは作業が終了してから昼食にすることとして、水分補給に
勤めた。
 マストは艇の上に置いて輸送することして、マストの下にフェンダーをかまして
船体を保護した。
 その状態でクレーンで吊り上げ、トラックの船台に乗せ換えた。
 
 トラックの船台に艇を乗せた後、キールの下にバンギを入れ、船体受けの高さ
調整し、艇を固定した。
 コックピットにフェンダーを乗せておいたが、輸送中に落ちて後方の車に
当たると大変なので、艇からおろしトラック荷台の前方に固定してもらった。
 途中、船底塗料が剥がれた。次の船底メンテナンスの時は、塗料を剥離して
塗る必要があるかも知れない。
 風見が輸送中に外れる可能性を陸創業者から指摘されたが、取り外しが
困難であるためそのまま輸送することにした。
 
ハーバーの船台からトラックの船台へ

 トラックが出発し、当方と前オーナーも昼食に向かう。
 途中、風見が落ちていた。おそらく振動で壊れて落ちたと推測。
 修理するか新しいものを装備する必要がある。
 遅い昼食(15時)をとり、前オーナーに駅まで送って頂き、帰路につく。
 
 トラックは明日9時ごろに箱崎到着予定。それまでに箱崎にいる必要がある。
 また、一人でのマスト立てなので、どこまで出来るか不明だが、とにかくクレーン
作業は終了させなくてはならない。
 まずは、明日の乗り切る事が最重要課題となった。
 前オーナーからは「箱崎はきれいな所と聞いている。是非一度は行きたい」と
言われているので、可能な限り早く走れるようにするつもり。

2020.05.07 誤字修正 陸創 → 陸送

陸送二日目2017年08月27日 21:51

 陸送業者より「9時を目処に箱崎に向かいます。8時ごろに連絡する。」との前日の  打ち合わせに従い、8時ごろに箱崎に着くように自宅を出発。
 丁度仙人自動車道を走っていた7時30分過ぎ、陸送業者より連絡あり「箱崎トンネル前で待っているので合流したい」との連絡を貰った。「後30分~1時間位で着きます。少し待ってください」と連絡し合流場所へ急ぐ。

 8時過ぎに陸送業者と合流し定置場所へ。
 艇を海に下ろし岸壁に舫をとる。
 マストを立てる。
 マストを後にずらし、クレーンで引き上げながらマストを止めるシャフト(ボルト)を固定する。

 更にクレーンで引き上げマストを垂直する。
 フォアステイ(ジブセール)のターンバックルを閉めようとするが、旨くいかない。
 陸送業者の発案で、スピンハリーヤードを使ってマストを前に倒し無事ターンバックルを閉めることが出来た。

 その次にサイドステーを張る(前日のハーバー業者の説明と異なるが流れのままに行った)。とりあえずマストが立っているように取り合えず立てる。
 最後にバックステーだが、バックステージアジャスターを外してもターンバックルをすめることが出来ず、クレーンを使ってマストを後ろ側にベンドさせてようやくステイを4本張ることが出来た。

 陸送業者へ談笑を交えて料金の支払いを行い、9時47分に下架とマスト起こしを終了した。
 一段落したところで緊張がほぐれ、しばらく作業が手につかず座り込んで水分補給をしていた。

 その後は、ゆっくりペースでロアサイドステーを張ろうとしたがポート側のターンバックルが回らない。アレンキー(六角レンチ)を使っても回らず、諦めて新品の割りピンを探して最寄のホームセンターへ。
 割りピンが見つからなかったがペンチ等を購入し艇に戻る。
 回らないターンバックルに注油して再度回るか試みるが回らない。ターンバックルを新調する必要が有りそう…
 ロアステーの固定を諦めメインセールブームの取り付け、レイジージャックを取り付けた。

 次にメインシートロープを取り付け、ブームキッカー(とハーバー職員が呼んでいたが何の機能かわかりません)とブームバングを取り付ける。
 次にジブファーラー・ラインの取り回し、ジブシートの取り回しを行う。
 マストの横方向の傾斜を計ろうとするが、メインハリヤードの長さが足りずマストの横方向の長さの差が測れない。

 そこまでやって14時。
 ロアサイドステイの固定とマストの横方向の傾斜が測定できずマストチューニングが未完成の状態。
 本日の作業は此処までとして、船外機を始動する。

 実は試走を試みた(折角、艇を下ろしたので走らせたかった)。
 暖機を終わらせ、舫を解き出航。大槌湾にでる。
 船外機を全開にしてGPSで速度を確認…5kn位。思ったほど艇速が出ない。「艇が軽いので機走で6kn出ますよ!」との前オーナーの話とは異なり速度が出ない。
 また、スロットルの開度70%以上でエンジンの回転数が変わらない。
 『陸送によって船外機にトラブル発生?有り得るか??』の言葉が頭をよぎる。

 針路を係留場所に向ける、港内に入り減速、岸壁に向かってスロットルをアイドルに…ブーーン・プルプル・シーン。
 「エッ!?!?!?!エンスト?何で」
 パニックになりながら再始動…かからない、「あっ!!クラッチが入ってる!!」クラッチをニュートラルにして再始動。スロットルがアイドル位置で始動せず、少し空けて再始動。でも、スロットルをアイドルにすると又もやエンスト。

 船外機を良く見ると……チョークを引きっぱなしでした。
 エンジンがかぶっていたんですね。基本を忘れています。大反省です。
 無事、舫を取り船を固定します。

 船外機盗難防止のため、再度ホームセンターに向かい鍵を追加しました。
 箱崎フィッシャリーナは係留している船が少なく、槍付けが基本と思いますが両側に船が居ないので横付けにして港を離れます(夢中で作業をしていたので写真はほぼ取れていません。悪しからずご容赦ください)。


 次に船にいくときは、下記の作業を行う予定
 ・ロアステイの固定。
 ・マストのサイド傾斜の測定と調整。
 ・グースネック付近のセール固定が正しいかの確認
 ・割りピンの交換
 ・キャビンの整理
 ・ガソリンの補給


 …あっ!!ターンバックルのサイズ測定を忘れた。発注できないジャン!

 お粗末でした