初めてセーリングボートに乗った時2020年02月03日 21:05

艇を購入するずっと前、ぼんやりと

「船に乗りたいな、エンジンが壊れてもセーリングボートだったら
岸まで帰ってこれるのかな?」
と考えていた。

ヨット操船関連の本を読み、風に対してセールの角度をどうすれば良いかを、何と無くではあるが理解した。

当方が暮らす岩手県では、田瀬湖にある東和B&G海洋センターでセーリングボートに乗ることが出来る。

数年前、意を決して乗りに行った。

乗ったセーリングボートはシーホッパーだった。

初めての乗艇時には30分から1時間位、インストラクターに同乗してもらい、ティラーの操作とセール操作を教えてもらった。すぐに一人での乗船となった。

風が微風だったのもあるが、はっきり言って「どっちから風が吹いているかいまいち解らない。」状態であった。指に唾を付けて風向を見つけたりしながら何とか沈もせず、ハーバーに戻った。


湖なので波は無く、艇に水が当たる音のみがした。
エンジン音もなく櫂や櫓も使わず艇が進むのは頭では分かっていても変な感覚だった。

最初2時間の乗艇予定だったが、もう2時間乗艇した。
インストラクターから「タッキングやジャイブをもっとしてみてください。」と言われ、
ハーバーマスター(と思しき人)から「風はちゃんと掴んでいるね!」と言われた。
とりあえず変な操作は行っていないのだと理解した。

クローズホールドで走っている時にちょっとした突風を受けて沈しそうになった。
横山 晃氏の海で生き残る条件の「沈しない帆走法」に則り風上に舵を切って沈を免れた。

乗艇時間も残り少なくなった頃、ほぼ真後ろから風を受けているとき同様の突風が吹いた、艇が加速しセンターボードがブゥーーンと唸った。
ハンディーGPSの速度は5kn以上を指していた。

面白かった。そして…セーリングボートが欲しくなった。

2020/2/5改行箇所追加

中間審査(その3)2020年02月12日 12:32

先日、艇(船体、補機)の整備に行ってきました。
(整備に関しては後日…)

その際、要確認事項だった消火器の使用期限を確認しました。

当艇装備の消火器

結果は2024年。しばらくは大丈夫…


補機(船外機)の発電機化(その1)2020年02月14日 12:25

当方の艇には、舷灯、艇内照明、オートパイロットを動作させるためにバッテリーを搭載しています。
充電には太陽光発電(ソーラーパネル)を使用しています。

今のところ夜間航行の予定は有りませんし、はオートパイロット位しか電装品が有りません。

でも、GPSやタブレットもバッテリーから電源を貰いながら使用したいですし、
将来的には小さい魚探を設置したいと考えています。

そうすると発電量が心配です。
現時点での発電量は多くても0.5A位だと思います。

係留地には陸電設備はないので、バッテリーの充電には発電機を持ち込むか自宅に持ち帰る必要が有ります。 融通の利く充電装置が欲しくなってきました。

補機(YAMAHA製FT8D)はメーカーの資料によるとオプションで6Aの発電を行うことが出来ます。
WEBで見つけたF15のサービスマニュアルによると
  1. フライホイールを外してコイルを取り付け
  2. 電圧安定用のレクチファイヤを取り付ける
事によって発電が可能なようです。
(FD8D用のサービスマニュアルは無料では落ちていません!ToT)

フライホイールを外すのが大変そうですがやってみようと思います。

補機(船外機)の整備(その1:インペラ交換)2020年02月16日 16:29

補機(船外機)のほとんどは水を利用して発動機(エンジン)の冷却を行っています。
その水を汲み上げるのがインペラと呼ばれる部品です。

この部品が破損すると冷却水を汲み上げられず発動機がオーバーヒートします。
もしオーバーヒートが海上で発生すると……寒気が止まりません…

早速ドライブ部分を取り外します。
ドライブを固定しているナットを緩め、プラスティックハンマーで慎重にドライブを叩き下ろしていきます。

少し下がったところでマイナスドライバーでこじってさらに下ろします。
WEB等では船外機のドライブシャフトが固着するトラブル等の記述が有り、ドキドキしながらの作業でしたが、

下がったロワケース
無事ドライブが下がってきました。

シャフトのキーを取り除きプレートの下側も確認したかったのですが、キーを外せず、プレートを外すことが出来なかったので確認は断念しました。

部品をばらしたロワケース

塩が吹いている部分をスポンジたわしでこすり塩を落とします。
新しいインペラを組み付け、元通りに組付け作業終了。

後日、試運転を行って正常動作を確認します。



船体の整備(アノード交換)2020年02月19日 12:27

当艇の舵(ラダー)部分に船体用の防触亜鉛(アノード)が付いています。

これがなくなると、海水に接している船体の金属部分が腐食します。
船体を守るために自ら犠牲になって腐食する部品の事を防触亜鉛(犠牲亜鉛、アノード、ジンク、etcとも言います)。

以前、寸法を測り部品は発注していました(MartyラダートリムアノードCMR-2)。

寸法測定した保護亜鉛


CMR-2が手元に届いたとき「なんだか小さいな、部番を誤ったか?発送誤りか?」と感じていた。
実際艇に持っていき寸法を比べてみると…

寸法比較した保護亜鉛


ドンピシャでしたf^^;;;ポリポリ

古い部品を取り外し、新しいものと取り替えます。
元々は六角ボルトで取り付けられていましたが、締めにくいので六角穴付き丸ボルトに変更しました。

交換後の保護亜鉛

一年でどれくらい消耗するか確認します。