2021セーリング(2回目) ― 2021年07月13日 19:43
2021セーリング(2回目)
2021年7月11日 2時00分頃
目覚ましに起こされ起床します。着替えをし、出航までの足掻き(~2021/7/11)を投稿します。
2021年7月11日 2時20分頃
車に乗って出発です。途中
2021年7月11日 5時頃
完全に日の出の時間を過ぎてしましました。早速、艇を岸壁に曳きますが曳けません。
どうやら、舫綱に昆布や貝が付着してロープの滑りが悪くなっているようです。
途方に暮れていると、隣に係留しているA丸さんの船長一行が到着。
挨拶を交わして現状を説明すると「こちらの準備が出来たらみてみます」との事。
A丸さんは、当艇の艫にゆっくり近づきながら舫綱をボートフックで扱いて付着物をとっています。
それを見ながら『これからは、気が付いたら直ぐに取ろう。あちこちに迷惑をかける。』と思いました。
2021年7月11日 5時50分頃
A丸さんから「これで少し動かしてみて下さい!」とのお言葉。舫を引っ張ると近づいてきます。「OKです!ありがとうございました。」とお礼を言い、乗艇準備を開始します。 艇に乗り込み、出港準備を行います。同行の妻は所々に残っている貝と海草を取り除きます。
2021年7月11日 6時00分頃
出港準備が整いました。妻もとれる範囲での除去作業は終わっています。
でも、まだ後方の舫綱に少々残っている感じです。
二人とも「今のうちにとっておこう。」と思っていたので、舫を手繰りながら後方に艇を移動させ残っている付着物を落とします。
2021年7月11日 6時20分頃
付着物を取り終えたので補機を後進に入れ、出港。海上は濃霧包まれている。いつもと雰囲気が違うのでビビりながら出港。怖くてスピードを上げられない。
2021年7月11日 6時40分頃
メインセールを上げる。途中、リーフラインを通し忘れていることが判明。
万が一、天候が荒れ始めたら、リーフではなくセールを下すしかありません。
何より確認不足です。
ジブセールも出し、帆走開始です。
風が弱く、艇速が1.5~2.5kn位しか出ません。
そのせいか、カミングアバウト(タッキング)も旨く出来ません。
裏風が入ったと思ってジブセールを返しても、返したジブセールにまた裏風が入って風位を超えられません。
ジブセールを返すタイミングが早いのか、風がシフトした結果なのかわからず仕舞でした。
、 カミングアバウトを機帆走で行うこともしばしば(情けないことです)。
2021年7月11日 8時頃
メインセールを下から撮影してみました。よく「トップバテンをブームと平行に」と言われますが、そうなっているのでしょうか??
2021年7月11日 9時頃
若干、霧が晴れてきたようです。2021年7月11日 10時00分頃
ゆっくりゆっくり沖へ向かっている最中、妻がキャビンから出てきてデッキに座ろうとしました。 その時、足を滑らしキャプテンシートの角に腰を強打してしまいました。妻曰く「動けない。立ち上がれない」との事。
艇を反転し、メインセールを下しジブセールも巻取りします。
妻は尋常じゃない痛がり方。救急車の手配も頭の隅に考えていました。
機走で港に向かいます。
2021年7月11日 10時15分頃
「ブゥーーーーーーーウン…………」 突然補機が停止しました。『??何で??燃料は余裕あるはずだ??』
燃料タンクを確認しますが8割以上の残量があります。
燃料ポンプを握ると燃料が来ている感触があります。
一瞬『怪我人と一緒に漂流か?』と思いながらスターターを引くと始動しました。
座る位置が悪く、燃料ホースを潰していた感じです。
座る位置を変えた後は、補機が停止しなかったので、原因はパイプで間違いなさそうです。
2021年7月11日 10時45頃
3時間半の帆走を45分程度の機走で帰り、艇を舫います。時刻は干潮に重なり岸壁はかなり上のほうです。
妻は気力を振り絞って岸壁に登り車で待機します。
救急車の手配は取り敢えず止め、自宅付近で病院を探すことにしました。
2021年7月11日 11時20頃
朝、お世話になったA丸さん一行が帰ってきました。話をしている中で、「湾内は風は無いけど外に出ると南風が吹いていた」との事。
練習の為には湾内は機走で通過し、湾外で練習した方が良いのかもしれません。
2021年7月11日 11時30頃
途中カメラのケースが見つからず戸惑いましたがバッグに入っていました。手仕舞いを行い艇を降ります。
いつもは使わない高速道路の有料区間を使って最短時間で帰ります。
休日当番医を調べてそこに行きますが、湿布と痛み止め位しか出せないとの事で、救急受け入れ病院へ、そこでは内科医しか居ないとのこと。
病院で紹介された病院に連絡して受診。
途中、車椅子を使わないと移動出来ない状態となりましたが、医師の診断は「何とか歩ける状態なので骨折は無い。痛み止めを出します」と、『最初に行った病院と同じだ!』と内心思いましたが後の祭りで帰ることとしました。
2021年7月11日 16時30分頃
何とか家に着きました。妻は時間はかかりますが歩くことができ、自宅の寝室で安静。
当方も早めの夕食をとって……爆睡でした。
まとめ
前半は、全体的に風が弱く平穏なセーリングでした。ただし、艤装漏れがあり、満足できる内容とはとても言えません。
今回は結果オーライですが、場合によっては危ない状態になる可能性がありあました。
後半はばたばたでした。
後日の検査では、骨折/内臓破損はなさそうとの事で、胸を撫で下ろしています。
しかし、かなりの打撲だったようで、火曜日の時点でトイレ以外動けません。
早い回復を祈っております。
また、湾内は微風でも湾外はそれなりに吹いていたとの事。
少しづつ湾外へ出ることも頭に入れる必要が有りそうです(怖いけど)。
2021初セーリング ― 2021年05月11日 12:19
2021初セーリング
2021年5月8日 午前9時頃
妻と協議し、急ぎの予定が無い事から、急遽出航を決めました。2021年5月8日 午後17時頃
荷物の積込を行います。着替え、ハーネス、ライフジャケット、航海機器等々を車に積み込みます。
その後、夕食を取り早めに就寝。
2021年5月9日 午前3時頃
起床。既に夜が明け始めています。妻の準備等もあり、午前3時30分頃の出発となりました。
2021年5月9日 午前6時頃
係留地到着早速出航準備です。
- キャビンと燃料タンクが入っているロッカーを開錠します。
- キャビンにビルジが溜まっていないか確認します。
- 補機をチルトダウンします。
- 補機と燃料タンクを繋ぎます。
- 補機を始動し暖機運転開始。
- メインセールのスライダーをマストに通し、タックをマストに、ピークをハリヤード接続します。
- メインシートとそのブロックをキャビンから取り出し艤装します。
- GPS、雷検知器に電池を入れ、見やすい場所に設置します。
2021年5月9日 午前7時頃
舫を解いて「デッドスローゴーアスタン」出航です。係留地を出て直ぐにメインセールを揚げます。しかし揚がり切りません。
セールスライダーがどこかで引っ掛かっている感じ。
写真の通り、メインセールにもテルテールを取り付けました。
ジブセールでもメインセールでも、セール表面を空気が綺麗に流れる事に越したことは無いと思いつけました。
テルテールを見ながら舵を取ります。
艇を風上に向けていくとジブセールのラフ(フォアステイに近い部分)に取り付けた風上側のテルテールが上に流れます。
本などでは読んでいましたが、本当に上に向くんですね。
「本の通りだ!」とつぶやいてしまいました。
クローズホールドで帆走中、見かけの風が3m/sで、艇速3kn位。自分としてはまずまずの速度かな?
昨年苦労したタッキングも何とか風位を超えています。
でも、ジブシートの入れ替え時にマストにシートが絡まったり、もたもた作業をしているため艇が回りすぎてヒールが大きくなったりと、まだまだスマートに出来ません。
4kn位艇速が出ると、水がハルを流れる音がして走っていて気持ちがいいです。
2021年5月9日 午前10時30頃
風が落ちてきました。
写真を取り忘れたのですが、陸地側から雨雲らしき雲が近づいてきました。
天気が怪しくなりそうなのでUターンして帰路につきました。
行きの風のままなら余裕で帰れると思いましたが、風がどんどん弱まり艇速が0.5kn~2knを行ったり来たり。
「何時に帰れるのだろう」と妻と話しながらゆっくりゆっくり陸地に向かいます。
途中雨が「ぽつり」ときたのでオイルスキンを着たのですが10分も経たず晴れ間が…
暑くて脱ぎました。
機走も想定し補機を始動しておきます。
2021年5月9日 午前11時頃
無風になりかけた直後、急に風が強まりました。それまで穏やかだった海面に兎(白波)が飛び始めました。2020初セーリングが脳裏を過ります。
ジブセールをファーリングしようしますがファーリングロープを引けません。
妻が確認するとファーリングロープがドラムの下側に絡んでいます。
(妻が)ロープの絡みを解きジブセールを収納します。
続いてメインセールも降ろします。
妻に舳先を風上に向けるようにお願いし、メインハリヤードを緩めます。
マストに取りつきセールを降ろしていきますが、横から風を受けヒール居ます。
「舵を切って風上に向けて!」と言いますが「やってるよ!」の答え。でも艇は風上を向きません。
セールも横風を受けているのでスムーズでに降りてきません。
何とかメインセールを降ろしてコックピットに戻るとギアは入っているが補機がアイドルのまま。
行き足が無ければ舵は効きません。風上に向かないはずです。
2021年5月9日 午前11時 20頃 50分頃
取り敢えず落ち着いたので機走で帰路に向かいます。船体が波に叩かれ波飛沫が飛ぶ音が聞こえます。
風にあおられ進路がふらつき、あらぬ方向に進もうとします。初めての経験でした。
2021年5月9日 午後12時20分頃
港に戻ってきました。風が強く微速では操船が旨くできません。係留場所へ近づくことができず一度港外へ出て再度試みます。これも初めての経験でした。
二回目は何とか近づくことが出来ました。
通常より行き足(艇速)を高めにして舵が効くようにする必要が有ります。
係留策を取り艇を係留……無事帰航しました。
何とも言えない安堵感に包まれました。今日も八百万の神々に感謝です。
ジブハリヤードのテンションを抜かずにファーリングした事を思い出し、ジブセールを一度展開し、ハリヤードを少し緩め再度ジブセールをファーリングし直しました。
また、セールが上がり切らなかったのでセールスライダーにシリコンオイル塗布しました。
用具を解装し手仕舞を行います。
2021年5月9日 午後1時30頃頃
手仕舞を完了し係留地を出発。途中遅い昼食をとって午後5時前に帰宅しました。
まとめ
最後の風を除けば楽しいセーリングでした。行きは向かい風だったのですが、結構早く走ることが出来ました。ジブの効果だと思います。
今回はセールのトラブルが有りました。
海上でパニックにならないように対策を考えましょう。
さて次回は何時になるでしょう。
これからしばらくは「体育祭/運動会(子供達)」や「田植え」に「草刈り」と続きます。
機会を逃さずまた走ります。
2021/6/1時刻修正&追加
2020セーリング(5回目) ― 2020年11月30日 12:37
2020セーリング(5回目)
2020セーリング(4回目)の帰り
船の修理をお願いしている業者に上架の時期を聞きに訪問。俺「こんにちは、今年も上架したいので、宜しくお願いします。」
業「了解した。いつまで乗る?もう上げたいと言う人もいるけど?」
俺「天候次第ですけど、次の三連休くらいまでは乗りたいです。」
業「そうだよな。了解した。12月の早い時期に揚げよう!」
俺「それでお願いします。ではまた!」
これで、セーリング可能な最終日が決まった。恐らく11/29が最後になる。
前日午前まで
それ以来、windyとにらめっこを続け、何時行けそうか思案し、天気や風の強弱に一喜一憂する毎日でした。途中「メインハリヤード艤装変更(その1)~々(その2)」でマスト下まで行かなくてもメインセールを揚げられる事を確認し「ジブセール展開不良対策(その12)」でジブセールが使えるようになり、ますます次のセーリングが楽しみになっていました。
3:30
携帯の目覚ましが鳴るが起きれず、妻に小突かれ起床。4:00出発。途中食料を買い込み車通りがほとんどない国道を走り係留地へ。
6:30
到着、補機を始動、アイドリングが安定せず若干の不安が残るが艤装を開始する(アイドリングが安定した後は問題無しでした)。メインセールのタックを止め、メインセールをマストに通し、リーフラインを通す。
メインハリヤードとメインセールのトップを接続する。
メインハリヤードをブロックを経由してコックピットにリードする。
メインシートとブロックを艇内から取り出しブームに取り付ける。
ジブシートエンドを8の字結びで抜け止めを行う。
前回の試走でティラーエクステンションが壊れたので付け替え。
GPS、雷検知器に電池を入れ起動。
作業忘れが無いか確認……OK!!
コックピットからメインハリヤードを引き、セールが揚げられる事を確認……OK!!
8:00
車で待っていた妻が車に乗り込み舫いを解いて出航。メインセールを揚げます。コックピットでハリヤードを引きウィンチを使ってテンションをかけます。
その後ジブセールを展開……出来ません。
「?!?!?!?!何で?!?!」
一瞬焦るも原因はファーリングロープがブロックのところで絡んでいました。
絡みを解いて無事ジブセール展開完了。
西南西の(多分)至軽風を艫(とも)から受け、メインセールを開き、それに合わせてジブセールも開こうとしましたが、きれいに開きません。
つっかえ棒(ウィスカーポール)が欲しくなりました。
やはり真追っ手は走り難いので若干斜め後ろから風を受けるように走ります。
GPSによる対地速度は0.2knから2kn位。時々無風となり海上を漂いながら海上で休んでいるカモメに挨拶をします。
沖からうねりが入ってきています。余り気持ちが良いものではありません。
9:00
メインセールの写真を撮ってみました。ドラフトの深さは9%、ドラフトの位置は前縁から43%位でしょうか?良いのか悪いのか判断できません。もう少し下から撮らないと正確なドラフトが解らない感じですね。
お気付きでしょうか、ワンポイントリーフラインのリーチ部分がねじれていますね。
艤装のミスです。
Windyによるとそろそろ風が強くなる時間帯です。
徐々に艇速が上がってきました。
不意に後方から(音と言うか何というか説明が出来ませんが)変な気配がして後ろを見ると、兎(うさぎ:白波)が見え始めていました。
「2020初セーリング」を思い出し「これ以上強くなるなよ」とつぶやきます。
妻は寒くなってきたのか艇内に入り休んでいます。
艇速は4knから5kn位。瞬間的には6.1knをGPSが示しています。
上げ潮の中で お絹 沖に 向かっていますので向かい潮のはずです。
6knと言う値に目を疑いました!。
6knと言えば当艇のハルスピード(造波抵抗が大きくなりスピードが出にくくなる速度)です。
ジブ+メインでこの海象は初めてなので、少し怖くなってきました。
何かあった時に対処できる自信がありません。
沖に向かうのをやめて港に戻ることが頭をよぎり始めました。
9:30
これ以上沖に出て、風が強くなったら帰れる気がしなくなりました。港に戻ることにします。
カミングアバウト(タッキング)に自信がないので、ジャイブを考えましたが風が強いので、やっぱりカミングアバウトで方向転換…出来ないので補機の力を借りてカミングアバウト終了。
無事帰航が最優先です。
風上(係留地)に向かいます。メインシートは一杯まで引き、ジブセールも引きます(まだトリムの塩梅がよくわからないのでシバー(ばたつき)がなくなる位に引きます。
艇を風下に向けすぎたのでしょうか、不意にオーバーヒール(あくまで当方にとってのオーバーヒールです。他の人がどう思うかはわかりません)になります。妻が驚いて艇内から出てきました。
ここでワンポイントリーフ(縮帆)を決断。
メインハリヤードを緩め、リーフラインを引きますが、なかなか引けません。
何とかリーフラインを引き、セールから出ている紐(呼び方がわかりません)をブームに結わえます。
再度、メインハリヤードを引いてりーフ完了。
続いて、ジブセールを仕舞います。
ジブシートにテンションを掛けながらファーリングラインを引いてジブセールを引き込みました。
そこまで作業を終え、クローズホールド(のつもりで)セーリングしGPSを見ると1~1.5kn。
風の感覚からするともう少し速く走れるような気がする。
また、風が少し弱くなってきました(折角リーフしたのに…)。
俺「よし、さっき仕舞ったジブセールもう一度出すぞ!!」
妻「なんで?折角仕舞ったのに…」
俺「(艇が)遅いから…早く帰りたいでしょ?!」
妻「…」
あきれる妻を横目で見ながら再度ジブセールを出します。
すると、艇速は3kn~4knに増速。
メインのみのトリムが下手糞過ぎるのかジブセールの効果が凄すぎるのか…
オーバーヒールしない程度の針路で港に向かいます。
少しヒールが大きくなるとどきどきします。
風に対するヒールの目安が解りません。
もう少し風が穏やかな日にヒールと艇速の関係を調査したいですね。
この状態で何度かカミングアバウト(タッキング)を試みますが風位を越える前に失速してしまい成功しません。
まだまだですね最終的には補機の力を借ります(情けなや…)。
10:30
港に近づいてきました。まだ時間に余裕があるため、ゆっくりと船を一周させます。午後はもう少し風が強くなる予報ですので、このまま帰港することにします。
釣り船もいつもより早い時間ですが帰ってきています。自分の判断を良しとします。
11:30
港に入り係留場所に向かいます。いつもより風があるので流されることを見込んで操船します。
何とか舫うことが出来ました。
今日も無事帰ってくることが出来ました。八百万の神様に感謝です。
次回もよろしくお願いします。 >> 八百万の神様
まとめ
ジブセールを使ったはじめてのセーリングでした。メインのみに比べて艇速が1.5から2倍早くなるのは感激でした。
ただし、メインのみに比べてやることが一気に増え、てんてこ舞いになりますね。
また、今回はおそらくビューフォート風力階級は3ですが結構怖いです。
これくらいの風で常時練習できればいいのですが…。
メインセールはともかく、ジブセールのトリムがよく解らない事が解りました。
テルテール等を装備していきます。
今回のセーリングが今年最後のセーリングになると思います。
来春までは彼方此方の整備です。
2020.12.3 誤記訂正
2020セーリング(4回目) ― 2020年11月04日 12:03
2020セーリング(4回目)
前回乗艇から
9月に艇に乗ってから1か月間もの間、行くことが出来ませんでした。土曜日は長男塾のため基本NGです。その他の日と言えば…
日付 | 理由 |
---|---|
9/27 | 悪天候 |
10/4 | 農作業(稲刈り) |
10/11 | 長男模試、農作業(稲刈り) |
10/18 | 長女部活、次男子供会行事 |
10/25 | 農作業(葱収穫) |
11/1 | 長女部活、農作業(葱収穫) |
30.Oct.2020
以下は、10/30の会話俺「11/1は娘の部活だよね。11/3は何か予定は行ってる?」
妻「今のところ、何もないよ」
俺「葱(農作業)も無し?」
妻「今のところ」
ジブセールの展開不良や、タコメータの追加、補機の発電機化、オートパイロット運用開始等々やることはいっぱいあるのですが走れる機会は逃したくありません。
俺「11/2、帰宅後にすぐ艇に行き、艇に泊まろうか?」
妻「嫌!車に泊まる!」
俺「トイレが近いので道の駅が適当かな?」
妻「その方が良いね」
2.Nov.2020
夕ご飯の準備等を考えると前泊はせず、当日早めに出発の方がよさそうと思い直し、起床したら出発する事しました。3.Nov.2020 06:00
起床し時計を見て愕然!!!思い切り寝坊しました。慌てて荷物を車に積み込み6時半頃に出発!
途中、艇の鍵を忘れたことに気が付き、自宅に引き返しました。
結局、自宅を07:00に出発しました。
3.Nov.2020 09:00
係留地に到着。艇に乗り込み出航の準備です。- ジブハリヤードをジブセールの中から引き出し、マスト下に引き込んでテンションをかけます。
- 船外機を始動し暖機を行います。
- ジブシートをコックピットまで引きます。
- メインセールハリヤードをメインセールに繋ぎ、スライダーをマストに通します。
- メインセールにリーフラインを通します。
- GPS等の電源を入れます。
- 船外機がアイドリングで安定する事を確認します。
- 船外機のクラッチを操作し前後進が出来ることを確認します。
何か解りますか?(久々の出航でかなり舞い上がっていた様です)
3.Nov.2020 09:30
舫を解いて「Dead Slow Go Astern!(後進最微速)」港外へ舳先を向けて「Dead Slow Go Ahead!(前進最微速)」
速度を上げるために少し船外機の回転を上げ、前方を見ると…
「げげげ、メインシート(メインセールを操作するロープとブロック)一式艤装してない!」
慌てて艇内からメインシート一式を取り出して艤装します。
気を取り直して「メインセールホイスト!(メインセール揚げ!)」
メインセールハリヤードを引いてメインセールを上げている最中に「あれ?メインセールタック止めたっけ?」と確認すると、案の定止めていません。これも慌てて止めます。
風位に立てきれないのかパテンがレイジ-ジャックに干渉して少々難儀しながらメインセールを揚げました。
ジブシートを引いてジブセールを展開しようとしますが…やっぱり途中でファーラーが回らなくなります。
きちんとマストに登る必要が有りますね。
3.Nov.2020 10:30
湾外へ向かうためにクローズホールドで走ろうとします。メインセールのリーチリボンを流す様に舵を切りますが艇速が1knを超えません。
艇速が出ないので補機の力を借りないとタッキングも出来ません。
メインセールだけでもクローズホールドで走れるはずなので、当方の力量不足は間違いありません。
凄く難しいです。これまで一度もまともにクローズホールドで走れた記憶がありません。
3.Nov.2020 11:15
妻の船酔いが酷くなってきたので帰航します。時々雷検知器が反応しています。雷鳴は聞こえませんが何処かで雷が発生しています。
クローズホールドからクォーターリー(斜め後ろから風を受ける)に艇を旋回させると艇速が上がり(3~4kn)ます。
悔しい思いを持ちながら港に近づき、再度風上に船を向けてメインセールを降ろします。
3.Nov.2020 11:55
港に戻り舫を取り、手仕舞開始です。妻は早々に車に乗ってダウン!
- 船外機の燃料パイプを外し、冷機を行う。
- ジブセールが開かないようにロープで固定する。
- メインセールのタックをマストから外す。
- メインセールのスライダーをマストから外す。
- メインハリヤードをメインセールから外す
- メインハリヤードをメインセールから外す
- メインセールのリーフラインを解装する。
- メインシート一式を解装する。
- 施錠する。
3.Nov.2020 12:30
手仕舞を終えて車に乗ると12時半でした。当方はお腹が減ったのですが、妻は食欲がありません(どうも船酔いだけではない感じ)。
お握りと漬物とカップラーメン(当方用)、アイスクリーム(妻用)をコンビニエンスストアで購入し車で食べ帰路につきました。
まとめ
急遽決定し、寝坊で始まり、数々の忘れ(物や作業)をし、短時間なセーリングでしたが楽しみました。艇に乗ることに一杯で、写真は取っていません。もう少し余裕が必要ですね。
ジブセールやクローズホールドでの走り、等々問題は山積みですが、一つ一つ解決していくつもりです。
ただ、作業忘れは駄目ですね、事によっては安全に関わります。何か対策を考えましょう。
未だ会社と家の作業が多く、BLOGの更新が滞り気味になりますが気長にお待ちください。
2020セーリング(3回目) ― 2020年07月20日 17:09
出航可否決定
7/18の昼頃、気象状況を確認する。小雨後概ね曇り、風は2~4[m/s]、瞬間最大風速で4~9[m/s]、午前より午後の方が風は強い。
出航までの足掻き(2020年5月-7月編)にも書きましたが出航決定です。
午後に荷物(救命胴衣、セーフティーハーネス、オイルスキン、GPS、燃料等々)を車に積み込みます。
当日の日出は04:21。出来れば日の出と同時に出艇したい。
艤装と確認に15分、補機の始動と暖機に15分
目覚ましは01:45に設定。02:00出発に合わせ早めに寝る。
起床から移動(往路)
01:30家内に起こされる。01:45車に乗り込み自宅を出発。途中車に給油して係留地へ向かいます。
途中霧が出て思ったより時間がかかりました。04:20ごろ到着。
出航準備
海も朝霧が濃い。急いで出るのが少し怖くなり、出航準備を進めながら霧が晴れるのを待ちます。タンクに燃料を追加。補機を始動し暖機を開始。
2020セーリング(2回目)で暫定処置をしていたアウトホウルの艤装を行います。
メインセールのスライダーをマストに通します。続いて、「怠慢」「確認もれ」「不慣れ」で分かったメインセールのタックを止めます……………が、シャックルがありません。
いや、シャックルは有るのですが、太くて付けられなかったり、細くて頼りないのしかなく、適正サイズの物が無いのです。
手持ちの中でなるべく太い奴で暫定的に止めます。
その他にも、リーフラインやメインシートの艤装を行います。
まだ、霧は晴れません。思い切って朝食を取ります。いつもと同じ、カップラーメンとお握りです。
出港
朝食が終わり外を見ると霧が少なくなってきました。ラジオが6時を知らせています。そろそろ出れそうです。
舫を解いて、デッドスローゴーアスタン(後進最微速)。
2020セーリング(2回目)の様に他船の係留ロープに乗り上げないように真っ直ぐ後進します。
後進しながら少し船を出入口に向け、デッドスローゴーアヘッド(前進最微速)。
この艇はスクリューが舵の横にあるため行き足が付かないと舵が効きません。
慎重に慎重に出ていきます。
メインセールアップ
港を出て、少し開けた海面でメインセールを上げます。ここで初めてオートパイロット(ST1000)を使ってみます。
オートパイロットを準備し、オートボタンを押す……初期画面に戻る感じ…
どうやらバッテリーが御臨終な様でバッテリーの交換が必要です。
オートパイロットの試運転は次回に持ち越します。
妻にティラーを持ってもらい、気持ちを切り替えてメインセールアップです。
メインセールハリヤード(メインセールを上に引き上げるロープ)を引きメインセールをアップします。
セールにテンションをかけたいのですが、タックが暫定処置なので弱めにテンションをかけます。
これでしばらく走りますが、風が弱く0.5kn~1.0kn位の速度です。
ジブセール展開
これまではメインセールのみで帆走していました。ジブセールを開くと船の速度はどれくらい変わるのか興味が有ります。
ジブセールの展開を試みます。
ファーリングロープの捕縛を解き、ジブシートを引いてジブセールを引き出します。
ジブシートとジブセールを結んでいる部分が出てくるあたりで、ファーラーが止まりこれ以上セールが出てきません。
これ以上ファーラーが回らない構造なのか、どっかで何かが引っ掛かっているのか不明ですが、とにかく出てきません。
艇上での解決は無理と判断し、今回もメインセールのみで帆走します。
往路
風は弱く、速度が出ません。我慢しきれず補機を始動し機帆走を行います。スロットルを始動位置辺りにセットして3kn位で走ります。
少し風が出てきたと感じた時は補機を停止して帆走を試みますがやっぱり風が弱く0.5kn~1.0kn位しか出ません。
湾の入り口近くまで出ると、うねりが有りました。
うねりの方向と風向きがほぼ同じで、クローズドホールドで走ると斜めからうねりが来て、ローリングが大きくなりまたヨーイングも発生して乗り心地が良くないです。
妻は既に酔っていて、キャビンでダウンです。
もう少し風が出てくれれば艇の速度が上がって感じ方が変ったかもしれません。
うねりの山から谷に落ちていく感じも気持ちの良いものではありません。
時刻は9:30、出航から3時間半経過しています。
今までの中では一番沖合に来ています。
このペースで帰港すると到着は13:00位でしょうか…
明日は平日で会社に行かなければなりません。
妻は帰って夕食の準備等が有ります。
そろそろ、引き返します。
復路
進路を係留地に向けます。これまでは、うねりに向かって走っていましたが、今度はうねりと一緒に走ります。
うねりの方が艇より早く、はっきり言ってうねりに追い越されるのは気持ち悪いです。
スタン側(艇の後)が最初に持ち上げられ、続いてバウ側(艇の前)が上がります。
また、ティラーが時々変に軽くなります。
徐々に風が出てきました。追い風ですが心地よい風です。
また、天候も曇りから晴れ間が出はじめ、少々暑くなってきました。
艇をランニング(風を真後ろから受ける)にすると涼しくないので、少し斜め後から受けるようにコースをとり、人にも風を当てます。
ジャイブを繰り返し係留地を目指します。
艇速が徐々に、徐々に上がり、常時3knを示す様になりました。
補機が付いている反対側から風を受けても、風上に行きたがります。
ジブセールを上げるとどうなるか興味が出てきました。
欲を言えばもう少し強く、もう少し早い時間から風が吹いてくれればと思いながら走っていました。
メインセールダウン
係留地が近づいてきました。そろそろメインセールを下します。補機を始動し、機帆走に移り風位に向かって走ります。
メインセールハリヤードを緩め、メインセールを下ろします。
補機の音を聞きつけたのか妻が起きだし、艇内の片づけをしています。
徐々に速度を下げて係留地に入ります。
帰港
係留地に入るとデッドスローゴーアヘッド。槍付けの為、係留場所に正対してゆっくりゆっくり係留場所に近づきます。
係留ロープが見えてきたら、ボートフックで係留ロープを引き上げクリートに固定します。
今日も無事、帰港できました。少々物足りませんでしたが、八百万の神に感謝します。
時刻は12:10。予想よりも早く到着しました。
手仕舞
補機の燃料ケーブルを外し、キャブレター内の燃料消費を兼ねた冷機運転を行います。艤装した装備を解装し、キャビンの荷物を片付け、持ってきた荷物を車に戻します。
燃料タンクのエア抜きバルブを閉め、停止した補機をチルトアップし、ティラーをロープで固定します。
キャビン内に忘れ物が無いか再度確認し施錠します。
艇から降り、艇を岸壁から話して 離して手仕舞終了。
車に乗り、時計を見ると13:00になっていました。
移動(復路)から就寝
車に乗って家路へと向かいます。酔って胃の中に何もない妻が「お腹すいた!」と一言。
ラーメン屋に寄って遅い昼食。
ラーメン屋に向かっている最中、物凄い雨とAMラジオが何言ってるか解らない位ノイズが入る雷。
係留地周辺では記録的短時間大雨情報が出ているとラジオで話している。
我々は本当に運が良かったのだと思いました。
夕飯の調理を省略したいので、途中で刺身を買って17:00過ぎに帰宅。
写真やらGPSログやらをPCに移動し、風呂に入ります。
刺身を食べながら冷酒を飲んだら、ブログの原稿を書く気力もなく熟睡しました。
まとめ
久々でしたが楽しみました。ジブが開かなかった原因を考えたり、舵取りに集中して写真を撮ることを忘れていました。
もうちょい風が強ければ申し分なしです。
これまでで一番沖合まで出ることが出来ました。
艇に関しては宿題がいっぱいです。
次回訪艇時は以下の点を重点的に行うこととします。
- ジブセールの展開不良の原因調査
- メインセールタックを止めるシャックルの購入
- バッテリーを交換(ここまで来てバッテリーの型番を確認していない事に気が付きました。)
次の ジブファーラーの修理計画立てなきゃ
2020/7/23 誤字修正。
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