セールの撤収2023年01月31日 07:46

セールの撤収

当艇は過去に
マストを折っています(正確にはマストの付け根)。
そのため、冬の間はセールを降ろすことにしています。
船検に備えて
灯火の確認に艇に赴いた際、ちょうど無風だったので、急遽セールを撤収することとしました。
  1. ジブセールを開き、
  2. タック部分のシャックルを外して、
  3. ジブハリヤードを緩めてセールを降ろします。
  4. ピーク部分のシャックルを外して、
  5. ジブセールを撤収!!
ジブに続いて
メインセールも撤収します。
  1. セールカバを開けて
  2. クリューを外し
  3. リーフラインをタックから抜いて
  4. メインセールを撤収!!
  5. リーフラインをコイルしてセールカバー内に納めます。
動画はこちら

春までセールは自宅待機です。

自分の技量を把握するために(その13)2021年08月24日 17:19

自分の技量を把握するために(その13)

当方は
クルーの経験をせずにいきなりキャプテンになりました。
ですのでセールトリムの何たるかをまったく理解していません。
なので、当方のやっていることが正しいのか誤っているのか自分では判断できません。
セールトリムも
情報収集はしているつもりですが、何が正しいのか自信がありません。
かなり前に、2021セーリング二回目のメインセールの写真をFBにアップしたら「リーチが開きすぎている」との指摘がありました。
当方も同感でしたので、当方の考え方が間違っていなかった事の確認になりました。
ただし、今の感覚ですとメインシートをかなり引かないと、リーチが閉じないような気がしています。
一刻でも早く…
コロナ(COVID-19)が収束して欲しい。
岩手県の緊急事態宣言が解除されないと艇に行く事もできません。

テルテール貼りました2021年04月20日 20:52

テルテール貼りました

今までは
「セールがシバー(バタバタと風にたなびく)しなければ良い。」位の感覚でセールを調整していました。
その状態でも艇は動いていました。

しかし、風上への航行では、思っていたより艇速がでません。
また、カミングアバウト(タッキング)中に失速し上手く方向転換出来ません。
自分が行っている操作が正しいのか間違っているのか、感覚だけで判断している状態です。

SNSで

「クローズホールドの航行中、徐々に風下に向けていくと急にヒールが大きくなる時が有りました。正しいコースはどの様に決めるべきですか?」と言う内容を聞いたら…
「まずはテルテールを付けましょう」とアドバイスをもらいました。

また「テルテールを貼る位置は何処が適当?」と言う質問をすると

  • 「ファーラーの影響を避けるためにラフから30cmくらいは離す」
  • 「ドラフトの一番深い部分より風下は無意味」
  • 「貼る人のセンスで良い」
等々アドバイスを頂きました。
が、結局貼り付けする場所は当方が最終決定するしかない感じでした。
悩んでも仕方がないので
生地を繋ぎ合わせている部分に沿って、ラフから30cmくらいのことろをセールの半分位の場所に貼り付けました。
ジブセールに取り付けたテルテール

まずは、これで何回か走ってみます。
でもって、変なところがあれば都度直していきます。
「貼り過ぎだー」の声は却下です。

年末には当方のセーリングレベルが一つ上がっていることを期待しています。

2020セーリング(5回目)2020年11月30日 12:37

2020セーリング(5回目)

2020セーリング(4回目)の帰り
船の修理をお願いしている業者に上架の時期を聞きに訪問。
俺「こんにちは、今年も上架したいので、宜しくお願いします。」
業「了解した。いつまで乗る?もう上げたいと言う人もいるけど?」
俺「天候次第ですけど、次の三連休くらいまでは乗りたいです。」
業「そうだよな。了解した。12月の早い時期に揚げよう!」
俺「それでお願いします。ではまた!」

これで、セーリング可能な最終日が決まった。恐らく11/29が最後になる。

前日午前まで
それ以来、windyとにらめっこを続け、何時行けそうか思案し、天気や風の強弱に一喜一憂する毎日でした。
途中「メインハリヤード艤装変更(その1)々(その2)」でマスト下まで行かなくてもメインセールを揚げられる事を確認し「ジブセール展開不良対策(その12)」でジブセールが使えるようになり、ますます次のセーリングが楽しみになっていました。
3:30
携帯の目覚ましが鳴るが起きれず、妻に小突かれ起床。
4:00出発。途中食料を買い込み車通りがほとんどない国道を走り係留地へ。
6:30
到着、補機を始動、アイドリングが安定せず若干の不安が残るが艤装を開始する(アイドリングが安定した後は問題無しでした)。
メインセールのタックを止め、メインセールをマストに通し、リーフラインを通す。
メインハリヤードとメインセールのトップを接続する。
メインハリヤードをブロックを経由してコックピットにリードする。
メインシートとブロックを艇内から取り出しブームに取り付ける。
ジブシートエンドを8の字結びで抜け止めを行う。
前回の試走でティラーエクステンションが壊れたので付け替え。
GPS、雷検知器に電池を入れ起動。

作業忘れが無いか確認……OK!!
コックピットからメインハリヤードを引き、セールが揚げられる事を確認……OK!!

8:00
車で待っていた妻が車に乗り込み舫いを解いて出航。
メインセールを揚げます。コックピットでハリヤードを引きウィンチを使ってテンションをかけます。
その後ジブセールを展開……出来ません。

「?!?!?!?!何で?!?!」

一瞬焦るも原因はファーリングロープがブロックのところで絡んでいました。
絡みを解いて無事ジブセール展開完了。
前方の図

西南西の(多分)至軽風を艫(とも)から受け、メインセールを開き、それに合わせてジブセールも開こうとしましたが、きれいに開きません。
つっかえ棒(ウィスカーポール)が欲しくなりました。
やはり真追っ手は走り難いので若干斜め後ろから風を受けるように走ります。
GPSによる対地速度は0.2knから2kn位。時々無風となり海上を漂いながら海上で休んでいるカモメに挨拶をします。
沖からうねりが入ってきています。余り気持ちが良いものではありません。

9:00
メインセールの写真を撮ってみました。ドラフトの深さは9%、ドラフトの位置は前縁から43%位でしょうか?
良いのか悪いのか判断できません。もう少し下から撮らないと正確なドラフトが解らない感じですね。
メインセール

お気付きでしょうか、ワンポイントリーフラインのリーチ部分がねじれていますね。
艤装のミスです。

Windyによるとそろそろ風が強くなる時間帯です。
徐々に艇速が上がってきました。

不意に後方から(音と言うか何というか説明が出来ませんが)変な気配がして後ろを見ると、兎(うさぎ:白波)が見え始めていました。
2020初セーリング」を思い出し「これ以上強くなるなよ」とつぶやきます。
妻は寒くなってきたのか艇内に入り休んでいます。
艇速は4knから5kn位。瞬間的には6.1knをGPSが示しています。
上げ潮の中で お絹 沖に 向かっていますので向かい潮のはずです。
6knと言う値に目を疑いました!。
6knと言えば当艇のハルスピード(造波抵抗が大きくなりスピードが出にくくなる速度)です。

ジブ+メインでこの海象は初めてなので、少し怖くなってきました。
何かあった時に対処できる自信がありません。
沖に向かうのをやめて港に戻ることが頭をよぎり始めました。

9:30
これ以上沖に出て、風が強くなったら帰れる気がしなくなりました。
港に戻ることにします。

カミングアバウト(タッキング)に自信がないので、ジャイブを考えましたが風が強いので、やっぱりカミングアバウトで方向転換…出来ないので補機の力を借りてカミングアバウト終了。
無事帰航が最優先です。

風上(係留地)に向かいます。メインシートは一杯まで引き、ジブセールも引きます(まだトリムの塩梅がよくわからないのでシバー(ばたつき)がなくなる位に引きます。
艇を風下に向けすぎたのでしょうか、不意にオーバーヒール(あくまで当方にとってのオーバーヒールです。他の人がどう思うかはわかりません)になります。妻が驚いて艇内から出てきました。

ここでワンポイントリーフ(縮帆)を決断。
メインハリヤードを緩め、リーフラインを引きますが、なかなか引けません。
何とかリーフラインを引き、セールから出ている紐(呼び方がわかりません)をブームに結わえます。
再度、メインハリヤードを引いてりーフ完了。

続いて、ジブセールを仕舞います。
ジブシートにテンションを掛けながらファーリングラインを引いてジブセールを引き込みました。

そこまで作業を終え、クローズホールド(のつもりで)セーリングしGPSを見ると1~1.5kn。
風の感覚からするともう少し速く走れるような気がする。
また、風が少し弱くなってきました(折角リーフしたのに…)。

帰航中の図

俺「よし、さっき仕舞ったジブセールもう一度出すぞ!!」
妻「なんで?折角仕舞ったのに…」
俺「(艇が)遅いから…早く帰りたいでしょ?!」
妻「…」
あきれる妻を横目で見ながら再度ジブセールを出します。
すると、艇速は3kn~4knに増速。
メインのみのトリムが下手糞過ぎるのかジブセールの効果が凄すぎるのか…

オーバーヒールしない程度の針路で港に向かいます。
少しヒールが大きくなるとどきどきします。
風に対するヒールの目安が解りません。
もう少し風が穏やかな日にヒールと艇速の関係を調査したいですね。

この状態で何度かカミングアバウト(タッキング)を試みますが風位を越える前に失速してしまい成功しません。
まだまだですね最終的には補機の力を借ります(情けなや…)。

10:30
港に近づいてきました。まだ時間に余裕があるため、ゆっくりと船を一周させます。
午後はもう少し風が強くなる予報ですので、このまま帰港することにします。
釣り船もいつもより早い時間ですが帰ってきています。自分の判断を良しとします。
11:30
港に入り係留場所に向かいます。
いつもより風があるので流されることを見込んで操船します。
何とか舫うことが出来ました。
今日も無事帰ってくることが出来ました。八百万の神様に感謝です。
次回もよろしくお願いします。 >> 八百万の神様
まとめ
ジブセールを使ったはじめてのセーリングでした。
航跡

メインのみに比べて艇速が1.5から2倍早くなるのは感激でした。
ただし、メインのみに比べてやることが一気に増え、てんてこ舞いになりますね。
また、今回はおそらくビューフォート風力階級は3ですが結構怖いです。
これくらいの風で常時練習できればいいのですが…。
メインセールはともかく、ジブセールのトリムがよく解らない事が解りました。
テルテール等を装備していきます。

今回のセーリングが今年最後のセーリングになると思います。
来春までは彼方此方の整備です。


2020.12.3 誤記訂正

ジブセール展開不良対策(その11)2020年11月16日 12:32

ジブセール展開不良対策(その11)

艇のヒール防止の為、安全帯を準備する必要が出ました。
艇での再挑戦
ジブセール展開不良対策(その9)から日を改めて安全帯を用意して再挑戦です。
ロープを前回同様準備します。
ブームを横に張り出し、登りやすくしてみます。
これまでのハーネスに加えて、マストからの振出を制限する為に安全帯を準備し、マストにランヤードを一周させます。
装備を準備して登り始めます。

艇のヒールも少なく、良い感じで登り始めました。

スプレッダー通過
目の前にスプレッダーが来ました。
落下防止器はマストの前面のロープを使用しているのでスプレッダーに引っ掛かります。
落下防止器に接続しているカラビナを外してスプレッダーの上側を通して再度取り付けます。
振出防止のランヤードも一度外してスプレッダーの上側を通します。
少し艇が揺れます。怖くなってきました。
降下
別な記事で書く予定ですが、体力が無くなったせいか、かなり弱気になっていました。また判断力も落ちていました。

ジブハリヤードを目視した時点で、かなり怖くなっていました。
今にして思えば、ロープをブロックから外すとかしておけばよかったのですが、そこまで登ろうと言う気持ちが沸いて来ず、ひたすら『早く降りたい』と思っていました。

早く降りたい一心で、チェストをロープから外そうとしますがなかなか外れず、カラビナから外しました。
このまま降下を始めたので、チェストがロープに残り、体と繋がっているストラップ(チェストの姿勢を維持し体と共に引き上げるために使用する)邪魔となり降りれなくなりました。
下でハサミを用意してもらい引き揚げ、ストラップを切って降りてきました。

降りた時は膝が笑い(怖くて膝が笑ったのは初めての経験です)、四つん這いのまましばらく動けませんでした。

中断
体力も気力も無くなり、片付けをして帰ってきました。
自分の体力の無さを改めて感じました。

方法を考えながら仕切り直しです。