2020セーリング(4回目)2020年11月04日 12:03

2020セーリング(4回目)

前回乗艇から
9月に艇に乗ってから1か月間もの間、行くことが出来ませんでした。
土曜日は長男塾のため基本NGです。その他の日と言えば…
日付理由
9/27悪天候
10/4農作業(稲刈り)
10/11長男模試、農作業(稲刈り)
10/18長女部活、次男子供会行事
10/25農作業(葱収穫)
11/1長女部活、農作業(葱収穫)
30.Oct.2020
以下は、10/30の会話
俺「11/1は娘の部活だよね。11/3は何か予定は行ってる?」
妻「今のところ、何もないよ」
俺「葱(農作業)も無し?」
妻「今のところ」

ジブセールの展開不良や、タコメータの追加補機の発電機化オートパイロット運用開始等々やることはいっぱいあるのですが走れる機会は逃したくありません。

俺「11/2、帰宅後にすぐ艇に行き、艇に泊まろうか?」
妻「嫌!車に泊まる!」
俺「トイレが近いので道の駅が適当かな?」
妻「その方が良いね」

2.Nov.2020
夕ご飯の準備等を考えると前泊はせず、当日早めに出発の方がよさそうと思い直し、起床したら出発する事しました。
3.Nov.2020 06:00
起床し時計を見て愕然!!!思い切り寝坊しました。
慌てて荷物を車に積み込み6時半頃に出発!

途中、艇の鍵を忘れたことに気が付き、自宅に引き返しました。
結局、自宅を07:00に出発しました。

3.Nov.2020 09:00
係留地に到着。艇に乗り込み出航の準備です。
  • ジブハリヤードをジブセールの中から引き出し、マスト下に引き込んでテンションをかけます。
  • 船外機を始動し暖機を行います。
  • ジブシートをコックピットまで引きます。
  • メインセールハリヤードをメインセールに繋ぎ、スライダーをマストに通します。
  • メインセールにリーフラインを通します。
  • GPS等の電源を入れます。
  • 船外機がアイドリングで安定する事を確認します。
  • 船外機のクラッチを操作し前後進が出来ることを確認します。
ここまで準備し、舫を解いて出航したのですが、かなりの作業をぶっ飛ばして出航していました。
何か解りますか?(久々の出航でかなり舞い上がっていた様です)
3.Nov.2020 09:30
舫を解いて「Dead Slow Go Astern!(後進最微速)」
港外へ舳先を向けて「Dead Slow Go Ahead!(前進最微速)」
速度を上げるために少し船外機の回転を上げ、前方を見ると…

「げげげ、メインシート(メインセールを操作するロープとブロック)一式艤装してない!」

慌てて艇内からメインシート一式を取り出して艤装します。
気を取り直して「メインセールホイスト!(メインセール揚げ!)」
メインセールハリヤードを引いてメインセールを上げている最中に「あれ?メインセールタック止めたっけ?」と確認すると、案の定止めていません。これも慌てて止めます。

風位に立てきれないのかパテンがレイジ-ジャックに干渉して少々難儀しながらメインセールを揚げました。
ジブシートを引いてジブセールを展開しようとしますが…やっぱり途中でファーラーが回らなくなります。
きちんとマストに登る必要が有りますね。

3.Nov.2020 10:30
湾外へ向かうためにクローズホールドで走ろうとします。
メインセールのリーチリボンを流す様に舵を切りますが艇速が1knを超えません。
艇速が出ないので補機の力を借りないとタッキングも出来ません。
メインセールだけでもクローズホールドで走れるはずなので、当方の力量不足は間違いありません。
凄く難しいです。これまで一度もまともにクローズホールドで走れた記憶がありません。
3.Nov.2020 11:15
妻の船酔いが酷くなってきたので帰航します。
時々雷検知器が反応しています。雷鳴は聞こえませんが何処かで雷が発生しています。
クローズホールドからクォーターリー(斜め後ろから風を受ける)に艇を旋回させると艇速が上がり(3~4kn)ます。
悔しい思いを持ちながら港に近づき、再度風上に船を向けてメインセールを降ろします。
3.Nov.2020 11:55
港に戻り舫を取り、手仕舞開始です。
妻は早々に車に乗ってダウン!
  • 船外機の燃料パイプを外し、冷機を行う。
  • ジブセールが開かないようにロープで固定する。
  • メインセールのタックをマストから外す。
  • メインセールのスライダーをマストから外す。
  • メインハリヤードをメインセールから外す
  • メインハリヤードをメインセールから外す
  • メインセールのリーフラインを解装する。
  • メインシート一式を解装する。
  • 施錠する。
3.Nov.2020 12:30
手仕舞を終えて車に乗ると12時半でした。
当方はお腹が減ったのですが、妻は食欲がありません(どうも船酔いだけではない感じ)。
お握りと漬物とカップラーメン(当方用)、アイスクリーム(妻用)をコンビニエンスストアで購入し車で食べ帰路につきました。
まとめ
急遽決定し、寝坊で始まり、数々の忘れ(物や作業)をし、短時間なセーリングでしたが楽しみました。
航跡20201103
艇に乗ることに一杯で、写真は取っていません。もう少し余裕が必要ですね。
ジブセールやクローズホールドでの走り、等々問題は山積みですが、一つ一つ解決していくつもりです。

ただ、作業忘れは駄目ですね、事によっては安全に関わります。何か対策を考えましょう。


未だ会社と家の作業が多く、BLOGの更新が滞り気味になりますが気長にお待ちください。

舫結び2020年11月12日 12:01

舫結び

本題の前に
実家の農作業は一段落。会社の作業も少し落ち着いてきました。
まだまだ、忙しいので投稿頻度は期待しないでください。
本題
2020セーリング(4回目)の出航準備でリーフラインを艤装しているときの事です。
リーフラインの端を舫結びでブームに止めようとしましたが、舫結びが出来なくなって(忘れて)いました。
写真はウィキペディアから

ネットで結び方を調べて結ぶことが出来ましたが…
2020セーリング(3回目)から3ヵ月半ほど舫結びをしてい無いとはいえ、基本中の基本の結び方と思っていましたので、結べない自分にショックを受けました。

歳なんですかね…

ジブセール展開不良対策(その11)2020年11月16日 12:32

ジブセール展開不良対策(その11)

艇のヒール防止の為、安全帯を準備する必要が出ました。
艇での再挑戦
ジブセール展開不良対策(その9)から日を改めて安全帯を用意して再挑戦です。
ロープを前回同様準備します。
ブームを横に張り出し、登りやすくしてみます。
これまでのハーネスに加えて、マストからの振出を制限する為に安全帯を準備し、マストにランヤードを一周させます。
装備を準備して登り始めます。

艇のヒールも少なく、良い感じで登り始めました。

スプレッダー通過
目の前にスプレッダーが来ました。
落下防止器はマストの前面のロープを使用しているのでスプレッダーに引っ掛かります。
落下防止器に接続しているカラビナを外してスプレッダーの上側を通して再度取り付けます。
振出防止のランヤードも一度外してスプレッダーの上側を通します。
少し艇が揺れます。怖くなってきました。
降下
別な記事で書く予定ですが、体力が無くなったせいか、かなり弱気になっていました。また判断力も落ちていました。

ジブハリヤードを目視した時点で、かなり怖くなっていました。
今にして思えば、ロープをブロックから外すとかしておけばよかったのですが、そこまで登ろうと言う気持ちが沸いて来ず、ひたすら『早く降りたい』と思っていました。

早く降りたい一心で、チェストをロープから外そうとしますがなかなか外れず、カラビナから外しました。
このまま降下を始めたので、チェストがロープに残り、体と繋がっているストラップ(チェストの姿勢を維持し体と共に引き上げるために使用する)邪魔となり降りれなくなりました。
下でハサミを用意してもらい引き揚げ、ストラップを切って降りてきました。

降りた時は膝が笑い(怖くて膝が笑ったのは初めての経験です)、四つん這いのまましばらく動けませんでした。

中断
体力も気力も無くなり、片付けをして帰ってきました。
自分の体力の無さを改めて感じました。

方法を考えながら仕切り直しです。

体力とやる気2020年11月19日 12:02

体力とやる気

書籍等では
様々な本に「体力がなくなると精神的に弱くなる」と書いてあります。
若い頃にバイクの草レースなどを経験していた筆者は、筋肉等の疲労で体が動かなくなっても、それほど精神的に弱くなった経験は無かったと感じていました。
マスト登りで
ところがマスト登りを行った際に「体力がなくなると精神的に弱くなる」を痛感しました。
日頃の不摂生で体重が増え、筋力が無くなってきているのは実感していましたが、休憩を挟みながらなら何とか登れるという自負はありました。

実際半分程度登った時は『疲れたな、でも休憩すれば大丈夫。行ける。』と思いっていましたし、妻にも「チョット休憩するね!!」等々の声を出す余裕もありました。

四分の三程度登り、あともう少しの所まで来たとき、『かなり疲れた、この状態で下降器を間違いなくロープに取り付けられるか?フットテープに立ち上がり、チェスト外せるか?、本当に降りられるのか?』と思い始めました。

また、傍目から見れば大したことは無かったのでしょうが、少し艇が揺れ始めました。すると

『怖い!本当に降りられるか?何かあっても妻では俺を下ろすことは出来ない!今のうちに降りた方が良いのでは?』

『警察や消防署の人たちを呼んでも下ろせるか?彼らは艇の事は解らないぞ!』

と、どんどん弱気になり、やる気が無くなってきたのが自分でも解りました。

『これでは不具合調査にならないぞ』の思いもありましたが『怖い、降りたい』が先行していました。

マストにしがみついて休憩しても、休憩しているという感じがしません。
どんどん体力が無くなっている様に感じ、何分も休憩できませんでした。
これも、やる気がなくなった証で「もう嫌だ、降りたい」と言う弱気の感情が支配していたと思います。

呼吸も若干浅くなっていたので、パニックになりかけていたのかも知れません。

環境
仲間がいて自分が駄目でも、誰かが下ろしてくれる状況であればまた違っていたでしょう。
妻はいましたが、上げ下ろしを頼む訳にも行きません。
全て自力で何とかしなくてはならない環境が、弱気になることを早めたのかもしれません。
自信
「自分に自信があれば」とも考えましたが、体力が無くなると自信もどんどんなくなりました。
体力の消耗と共に自信とやる気も消耗し、否定的な考え方に支配されていきます。
対策
体力の消耗と、否定的な考えの支配の割合は個人差があると思います。
とにかく、体力の消耗と共に肯定的な考えも消耗し、それに替わって否定的な考えに支配される事は間違いないようです。
体力を増やすと共に体力を消耗しすぎない工夫が必要です。
今回に関しては、どう工夫するか思いつきませんが…

(当方がただ単に臆病だっただけという話もありますhi。)

メインハリヤード艤装変更(その1)2020年11月23日 07:17

メインハリヤード艤装変更(その1)

メインセールホイスト
メインセールを揚げる時、当艇では以下の手順です。
  1. コックピットからマスト下に赴き
  2. メインハリヤードを手繰り
  3. マストについているウィンチでテンションをかけ
  4. マストのクリートにハリヤードを固定します。
メインセールをホイストする場所
この作業、急に風が強まり怖くなってセールを降ろすときや、雨露等で足場が滑るときなど、結構怖いときが有ります。

何とかならないかなぁぁぁぁと考えていました。
ふと、当方、シングル、ド素人同然、とくれば………

「当艇には、ほとんど使わない艤装があるじゃないか!」
と思いつきました。

それは、「スピンネーカー」です。
今まで一度も使ったことはありませんが、スピンポールが艇内に有り、スピンハリヤードとトッピングリフトが艤装済みで、コックピットまでリードされています。

「どうせ今は下手糞で使わない。スピンネーカーハリヤード用のブロックをメインハリヤードのブロックとして使えないか?」
使えれば、コックピットから出る機会が減ってより安全になります。

出来そうか艇で確認です。