体力とやる気2020年11月19日 12:02

体力とやる気

書籍等では
様々な本に「体力がなくなると精神的に弱くなる」と書いてあります。
若い頃にバイクの草レースなどを経験していた筆者は、筋肉等の疲労で体が動かなくなっても、それほど精神的に弱くなった経験は無かったと感じていました。
マスト登りで
ところがマスト登りを行った際に「体力がなくなると精神的に弱くなる」を痛感しました。
日頃の不摂生で体重が増え、筋力が無くなってきているのは実感していましたが、休憩を挟みながらなら何とか登れるという自負はありました。

実際半分程度登った時は『疲れたな、でも休憩すれば大丈夫。行ける。』と思いっていましたし、妻にも「チョット休憩するね!!」等々の声を出す余裕もありました。

四分の三程度登り、あともう少しの所まで来たとき、『かなり疲れた、この状態で下降器を間違いなくロープに取り付けられるか?フットテープに立ち上がり、チェスト外せるか?、本当に降りられるのか?』と思い始めました。

また、傍目から見れば大したことは無かったのでしょうが、少し艇が揺れ始めました。すると

『怖い!本当に降りられるか?何かあっても妻では俺を下ろすことは出来ない!今のうちに降りた方が良いのでは?』

『警察や消防署の人たちを呼んでも下ろせるか?彼らは艇の事は解らないぞ!』

と、どんどん弱気になり、やる気が無くなってきたのが自分でも解りました。

『これでは不具合調査にならないぞ』の思いもありましたが『怖い、降りたい』が先行していました。

マストにしがみついて休憩しても、休憩しているという感じがしません。
どんどん体力が無くなっている様に感じ、何分も休憩できませんでした。
これも、やる気がなくなった証で「もう嫌だ、降りたい」と言う弱気の感情が支配していたと思います。

呼吸も若干浅くなっていたので、パニックになりかけていたのかも知れません。

環境
仲間がいて自分が駄目でも、誰かが下ろしてくれる状況であればまた違っていたでしょう。
妻はいましたが、上げ下ろしを頼む訳にも行きません。
全て自力で何とかしなくてはならない環境が、弱気になることを早めたのかもしれません。
自信
「自分に自信があれば」とも考えましたが、体力が無くなると自信もどんどんなくなりました。
体力の消耗と共に自信とやる気も消耗し、否定的な考え方に支配されていきます。
対策
体力の消耗と、否定的な考えの支配の割合は個人差があると思います。
とにかく、体力の消耗と共に肯定的な考えも消耗し、それに替わって否定的な考えに支配される事は間違いないようです。
体力を増やすと共に体力を消耗しすぎない工夫が必要です。
今回に関しては、どう工夫するか思いつきませんが…

(当方がただ単に臆病だっただけという話もありますhi。)

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