ジブセール展開不良対策(その7)2020年09月17日 12:02

ジブセール展開不良対策(その7)

イメージトレーニング

暇を見つけては「どうすれば下降器を取り付けられるのか?」と悩んでいました。
ジブセール展開不良対策(その6)の表と動作を繰り返しイメージしていると…
「・・・こうやって・・・、ああやって・・・?!?!」

閃き?
「ひょっとして、やりたい事とやった事が違う?!?!」
と閃きました。

やりたい事とやった事をまとめると下表になります。
器具の名称は全て省略しています。

>
番号やりたい内容やった内容
省略
15これを繰り返して昇っていきます。これを繰り返して昇っていきます。
16 下降器をハーネス中央に取付け、
チェストの下側のロープに通します。
フットテープにで立ち上がり、
チェスト上側ロープにかかる力を抜きます。
17フットテープにで立ち上がり、
チェスト上側ロープにかかる力を抜きます。
下降器をハーネス中央に取付け、
チェストの下側のロープに通します。
18チェストを外します。チェストを外します。
省略

要は「立ち上がってから器具を装着する」と「器具を装着してから立ち上がる」の違いです。
これが正解なら体力的に楽になるはずです。

週末、試してみます!

ジブセール展開不良対策(その6)2020年09月16日 08:20

ジブセール展開不良対策(その6)

練習

装備が到着し、指も傷が塞がったので、マスト登りの練習をしました。

器具の動作と役割
今回、当方が使った器具の動作と役割は以下の通りです。
尚、MALU SAILINGさんのヨットのマストに安全に登る方法を参考に器具を揃えました。
有用な情報を開示しているMALU SAILINGさんに感謝いたします。
ロープ
  • 説明不要ですね。上り下りの為と、落下防止の二本を使用します。
  • ハーネス
  • 体を支える器具。腰だけでなく背中と肩もサポートする奴を使います。
  • アッセンダー
  • 登高器:ロープの一方向には滑るが逆側には滑らないように工夫された器具
  • ディッセンダー(以後「下降器」と省略)
  • 速度を調節しながら下降できる器具
  • フォールアレスター(以後「落下防止器」と省略)
  • 通常時は作業者に追従するが、作業者が落下した場合にはその場にとどまる様に工夫された器具。
  • チェストアッセンダー(以後「チェスト」と省略)
  • 胸部登高器:ハーネスの胸のあたりに装備するアッセンダー。通常これで体を支える。
  • ハンドアッセンダー(以後「ハンド」と省略)
  • 手部登高器:ハーネスとは別にロープに取り付けるアッセンダー。後述するフットテープと共に体を持ち上げる際に使用する。
  • フットテープ
  • 足を掛けるテープで、ハンドアッセンダーに取付け、腕と足の力で体を持ち上げます。
  • 方法
    やり方は以下の通り。
    番号内容
    1練習用ロープを準備します。
    2ハーネスを装着します。
    3チェストと略す)をハーネスに取り付けます。
    4下降器をハーネス横に取り付けます。
    5落下防止器を補助ロープに取り付けます。
    6落下防止器をハーネスに取り付けます。
    7落下防止器の動作確認を行います。
    8ハンドをロープに取り付けます。
    9チェストをロープに取り付けます。
    10ハーネスに体を預け、ロープにぶら下がります。
    11フットテープに足を通します。
    12チェストでぶら下がりながらハンドを上にずらします。
    13ハンドとフットテープを使用して体を持ち上げます。
    14チェスト下側ロープを引いて、ハンドとチェストの間にあるロープの弛みを取ります。
    15これを繰り返して昇っていきます。
    16チェストの下側のロープに下降器を通し、ハーネスに取り付けます。
    17フットテープにで立ち上がり、チェスト上側ロープにかかる力を抜きます。
    18チェストを外します。
    19下降器をロープに固定して足の力を抜き、下降器でぶら下がります。
    20ハンドを外してハーネスに固定します。
    21下降器を使って降ります。

    結果
    上の表中、1~15まではそれほど苦も無く出来ました(最初14の動作をせず「何故登れない?!」と焦ったのは内緒です)。
    問題は16以降です。
    特に17。フットロープだけで体を支えられません。
    体がふらつき、18のチェストを外すことができません。
    事務職で日頃運動もしていない当方は、この日は汗だくになりながら2回トライして2回とも出来ず、疲れてしまい中断しました。
    しかも翌日筋肉痛(情けない)
    今後
    登れても降れないと話になりません。
    フットテープやハーネスの調整が悪い?
    方法が間違っている?
    要領が悪い?
    そもそも体力が無い??

    ………………練習あるのみ????

    ジブセール展開不良対策(その5)2020年09月05日 16:35

    ジブセール展開不良対策(その5)

    商品到着
    続々と商品が到着し、必要な装備はほぼ揃いました。

    ロープ

    ぶら下がるロープです。

    ハーネス

    体を預けるハーネス

    登高器下降器カラビナ他

    金具類と足や首にかけるテープ類です。
    練習(出来るのか??)
    いきなり艇に行って昇れる自信はありません。
    何処かで練習が必要ですが、しばらくお預けです。

    なぜか…
    補機の発電機化(その10)で負傷した指の傷が開かなくなるまで待機です。
    台風の季節なので、出来ればジブセールを下ろしてしまいたいのですが…

    こちらも「とほほ」です。

    ジブセールの展開不良対策(その4)2020年08月24日 12:02

    ジブセールの展開不良対策(その4)

    迷いましたが、以下の方法で行うこととしました。
    1. ボースンチェアを使用し艇装備のウィンチで揚げてもらう。
    2. 高所作業車をレンタルし作業を行う
    3. マストイージークライマーを使用して自分で昇る
    4. クライミングハーネス他を使用してロープクライミングで昇る
    装備は以下の通り
    1. 太さ10mmのロープ2本
    2. 手で体を持ち上げるハンドアセンダー
    3. ハンドアセンダーに足の力を加えるためのフットテープ
    4. 持ち上げていない時に体を支えるチェストアセンダー
    5. チェストアセンダーの姿勢を保持するショルダーストラップ
    6. 体を器具と接続するためのフルハーネス
    7. 降下速度を調整するディセンダー
    8. 不意の落下を防止するフォールアレスター
    9. 上記の装備を接続するカラビナ
    10. ヘルメット
    11. 手袋
    装備が全て必要ではないのでしょうが、安全を考えると出来るだけ用意する方がよさそうです。
    可能な限り危険は排除しようと思います(これはプロアマ関係なく重要ですね)。
    Amazonで注文しました。若干納期がかかるものもあるようです。
    装備が整うのを待って、艇に向かいます。

    ジブセールの展開不良対策(その3)2020年08月21日 12:00

    ジブセールの展開不良対策(その3)

    仮にマストイージークライマーを使うとして、どれくらいの長さが必要なのでしょうか?
    また、マストイージークライマーは艇種毎に異なるセールスライド(マストとメインセールを繋ぐ器具、マストの溝を上下できる構造になっている)の用意が必要で、どの様なものか確認する必要が有ります。

    先日、艇に行った時に確認してきました。
    メインハリヤードに巻き尺を取付、一番上まで引き上げます。

    引き揚げた巻き尺

    マストの取付位置までの長さを図ると……約8mでした。

    ハリヤードトップからマストベースまでの高さ

    また、メインセールに取り付けられているセールスライドは長さ50mm、

    セールスライド長さ

    直径10mmの物でした。
    セールスライド太さ

    金具の長さは30mm強
    セールスライド金具長さ

    これで注文は可能になりましたが、やはり問題は……価格……
    金の工面が問題ですね………

    ロープクライミングに傾きかけています。