ウィンチのメンテナンス2021年02月16日 12:17

ウィンチのメンテナンス

特に不具合は無いけど
今まで行っていないですし、構造の理解深める意味も含めてウィンチのメンテナンスを行いました。
装備されているウィンチ
当艇に装備されているウィンチはLEWMAR製サイズ6 Single speedです。
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サークリップ取り付け後
手順
番号写真内容
1
サークリップ取り付け後
分解前のウィンチです。
2
トッププレートを被せた後
サークリップを外します。
3
ベースに取り付けたドラム
トッププレートを外します(写真を撮り忘れたため清掃後の写真です。)。
4
下から見たドラム
ゆっくり持ち上げます。
5
分解後の部品
トレイに置きます。当方が購入してから3年ほど整備していないためか、汚れが目立ちます。
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パウルを抜くとき
ドラムにウェスを被せてパウルスプリングをラジオペンチ等で縮めてパウルを抜きます。
7
分解後のパウルとスプリング
抜き取ったパウルとパウルスプリングです。シングルスピードのウィンチなので、WEBで見るDouble speedのウィンチに有るような歯車は無く、構造はこれ以上無いくらい単純だと思います。
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ドラムを外した図
ベースはパーツクリーナを吹きかけながらウェスで汚れを取ります。パーツクリーナーが渇いた後に刷毛等で薄くグリスを塗布します。
9
清掃前のパウル
清掃前のパウル。グリスが固化しており指の爪で擦ると形を保ったまま取れてきます。確かパウルにはグリス塗っちゃダメだったような…
10
清掃後のパウル
パーツクリーナーを吹きかけてワイヤーブラシ(真鍮)で磨くとこうなります(付け置き洗いの方が良いのかな??)。
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溝から見える長い足
ドラムにパウルを組み込んで。パウルオイルを一滴垂らします。
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ベースに取り付けたドラム
分解の逆の手順で組付けていきます。
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トッププレートを被せた後
14
サークリップ取り付け後
メンテナンス後
小さいトラブル(後日投稿予定)がありましたが、無事メンテナンスできました。
WEB等では「音が軽やかになった」や「スムーズに動くようになった」等々の記事が有ります。
当方のウィンチは……………殆ど変化はありませんでした。
……と言うことは、今までもきちんと動作していたという事です。
達成感や感動は若干物足りませんが満足です。
幸運でした
一日で5台のウィンチをメンテナンスしたんですけれど、2時間くらいで終わりました。最初の一個目の分解の時にパウルスプリングを、最後のウィンチを組み立てる時にパウルとパウルスプリングを「飛ばして」しまいました。それを探すのも含めて2時間くらいで、それほど時間は掛かる感じはしません。
冷や汗をかきながら探したのですけれ度、1回目はコックピット内に、2回目はメインセールカバーに落ちていました。
神様、仏様、守護霊に感謝したことは言うまでもありません。

ウィンチのメンテナンス(部品飛散防止袋)2021年02月19日 08:03

ウィンチのメンテナンス(部品飛散防止袋)

ヨットの部品(に限りませんが)
「海に落とすと大変だよ!」とよく言われます。
予備が無いものは特にそうです。
ウィンチメンテナンスの前に
当方は何か紛失防止の方法は無いか考えたました。
両側に穴の開いた巾着が有れば、使えそうだと感じがしました。
100均に行って物色すると…
使用する袋

有りました。底に腕が通るくらいの穴を開けます。
これでも、有るのとないのでは安心感が違います。

使用中の図

巾着の部分をウィンチ上部に被せ紐を引っ張り口を閉じます。
空けた穴(底の部分)から手を入れサークリップを外します。
そうすると誤って紛失する事を防止できそうです。
今回のメンテナンスでは
幸いサークリップを飛ばすことは無く作業できました。
(パウルを一回、とパウルスプリングを2回「飛ばして」真っ青になりましたけどね…)
今後、艇上で作業する差異は常備し紛失を防止していこうと考えます。

一方が短いスプリング2021年02月22日 08:11

一方が短いパウルスプリング

ウィンチのメンテナンス中
パウルスプリングが取れない奴がいました。
通常はドラム側とパウル側の両方からスプリングの足が見えるのですが…
溝から見える長い足

ドラム側のスプリングの足が見えないのでスプリングを縮める事が出来ません。
溝に隠れている短い足

仕方がないので見えている足をラジオペンチで「無理矢理」引っ張って分解しました。
分解したスプリングを見ると片方だけ足が短い…(下写真、左側2個)
片方が短いパウルスプリング

無理矢理引っ張って外したのでスプリングが変形しています。(もっと変形していました。少し形を整えて撮影しています。)
これが正規の形なのか、何かの原因で一方が短くなったのかはわかりません(WEBで探してみると一方だけ短いパウルスプリングはなさそうです)。
交換部品は無い
予想外でしたので、交換部品は用意していません。同じ部品を組み込むしかありません。
元通り組み込むと、次のメンテナンスの時も同じ目に合うので、長い方の足をパウル側になるよう組み込みます(写真撮り忘れた…)。
メンテナンス放棄?
この一方だけ短いパウルスプリングが組み込まれたウィンチは、特に汚れが酷かったです。
パウルにもグリスがこびり付いていました。
恐らくですが、パウルが外せなくてメンテナンスを放棄していたのかもしれません。
当方も無傷での分解を試みましたが出来ませんでした。
スプリングを無理やり曲げて取り外し、形だけを元通りにして組付けましたが、スプリングが何時折れるか解りません。
予備部品を用意する事を検討しなければなりません…とほほ…です。

船体の整備(クリートの交換:その4)2021年02月25日 12:06

船体の整備(クリートの交換:その4)

取り外し
壊したクリート
今ついているクリートの螺子を緩めます。
旧クリート螺子を緩めた図

シーラント(止水用)がついているので外し難いですが頑張って外します。
取り合外し後

穴あけ
もともと有った穴を使ってクリートを仮止めし、取り付け穴を開けます。
穴開け後

取付
あけた穴から水が入ってくるのはまずいので、止水処理をします
クリートの裏側

クリートの裏側にシーラントを塗ります。
シーラントを塗る

クリートに螺子を入れ、穴にあわせて螺子を挿入します。
裏からあて板を付け座金と螺子で固定します。
ネジ締め後の裏側

完成
クリートと艇体からシーラントがはみ出していますが大丈夫だと思います。
ネジ締め後の表側

これで踏んでも問題なくなりました。
船体をもう少し綺麗にしたいところです。

悪戯ではないね2021年02月28日 20:15

悪戯ではないね

何で壊れてる?
艇の整備の為、船台に乗っている艇に乗り込むと……………
キャプテンチェア

キャプテンチェアが壊れています。
船台に乗せるクレー作業で壊れたのでしょうか?
作業に立ち会っていないので解りません。
何かあれば話があるかと思うのですが…………
何で無いの?
ファーリングラインのブロックを潤滑するためバウ(船首)行ったところ…
ファーラー下部

「何で、スイベルが上に行かないように止めておいたシャックルが無い?」 辺りを見回してもありません。ピンだけが転がっていました。
シャックルキーを使ってきっちり止めたので、勝手に緩むとは思えません。
誰かの悪戯なのでしょうか??
証拠らしき物がありました。
艇上に切れた釣りの仕掛けが有りました。
釣り針と錘

十号くらいの茄子形おもりと、鰈用の釣り針が付いた、胴付き仕掛けの一部です。
艇上での釣りは未だしていません。
推測するに
  1. 釣りをしていて、振り込むときか引き上げた時に、フォアステイやロープに仕掛けが絡んだ。
  2. 絡んだ仕掛けを回収するためにシャックルを外し、どこかに捨てた。
  3. 艇に乗り込む時か降りるときにキャプテンシートに力をかけて壊した。
腹が立つ
当方も釣りが好きですので、釣りが駄目とは言う気は有りません。
「釣り人のマナーが云々…」と言いたくは無いです。
少なくとも元に戻すくらいの事は出来ないんですかね。
ばれなきゃ何やっても良いのでしょうか???
(書いているうちに、また怒りが…)

これが繰り返されたり酷くなると、係留地への立ち入り禁止等の処置を管理者に言わざるを得なくなります。
自分の持ち物が、壊されたり無くされるのは御免です。
結局、自分で自分の首を絞める事になるのですが、気が付かないんでしょうかね?